2026.08.03
イベント
HiLung、米国ボストン開催 “4th ADC Toxicity Summit” にEvent Partnerとして参画(8月25日-27日)
HiLung株式会社は、2026年8月25日から27日に米国マサチューセッツ州ボストンで開催される“4th ADC Toxicity Summit”に、Event Partnerとして参画いたします。HiLungは、本Summitの公式ウェブサイトにおいて、2026年のEvent Partnerとして紹介されています。
ADCの安全性評価と臨床外挿を議論する国際Summit
ADC Toxicity Summitは、抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate:ADC)の開発に携わる毒性、安全性、トランスレーショナル研究、前臨床および臨床の専門家が集まり、ADCに関連する毒性の予測、予防および軽減について議論する国際会議です。
第4回となる今回は、70名を超える毒性学者、薬理学者、トランスレーショナルサイエンティスト、臨床医および安全性部門のリーダーが参加し、間質性肺疾患(Interstitial Lung Disease:ILD)、眼毒性、神経毒性、標的非依存性毒性など、ADC開発における重要な安全性課題を取り上げる予定です。
プログラムでは、オルガノイドを含む先進的なin vitro・in vivoモデル、トランスレーショナルバイオマーカー、計算毒性学、PK/PD解析、FDAが推進するNew Approach Methodologies(NAMs)などを活用し、前臨床段階における毒性予測力と臨床外挿性を高める方法が議論されます。
本SummitにおけるHiLungの位置づけ
HiLungは、ADCを開発する製薬企業とは異なる立場から、ヒト呼吸器組織を用いた前臨床安全性評価と、臨床で認められる肺障害との橋渡しを支援する技術パートナーとして本Summitに参画します。
ADC開発において、薬剤誘発性肺障害、とりわけILDの発症リスクを臨床試験前に予測することは、依然として大きな課題です。本Summitでも、ADCによる肺毒性のメカニズム、肺胞上皮細胞、マクロファージおよび線維芽細胞の応答、臨床におけるILDの早期検出と管理が主要テーマとして取り上げられます。
HiLungは、独自のヒトiPS細胞由来肺胞・気道オルガノイド構築技術を基盤として、ヒト呼吸器における細胞間相互作用を再現したin vitroモデルを提供しています。これらのモデルは、CROサービスおよび細胞・組織プレートとして提供され、間質性肺炎を含む肺毒性の予測が難しいという創薬上の課題の解決を目指しています。
当社の肺胞オルガノイドであるHiFOAms™や、ヒトiPS細胞由来組織常在性肺胞マクロファージHiTRAM™などを活用することで、ADC、遊離payloadおよび関連化合物による肺胞上皮傷害、マクロファージ応答、炎症反応、線維芽細胞活性化などを、ヒト細胞ベースで多面的に評価する試みが進められています。
さらに、組織病理学的評価、細胞死・傷害評価、サイトカイン解析、遺伝子発現解析、single-cell RNA sequencingなどを組み合わせることで、単なる細胞毒性の有無だけでなく、肺障害を引き起こす細胞種、時間的推移および作用機序の解明を支援します。
より安全なADC開発への貢献
本Summitへの参画を通じて、HiLungは、ADC開発企業、毒性学者、臨床医および規制科学の専門家との連携を深め、ヒト呼吸器モデルを用いた肺毒性評価の標準化と臨床外挿性の向上を推進します。
今後もHiLungは、ヒトiPS細胞技術、オルガノイド工学およびトランスレーショナルサイエンスを融合し、動物実験を補完する呼吸器NAMsの社会実装と、より安全で有効なADCおよび新規モダリティ医薬品の開発に貢献してまいります。
- 開催概要
- イベント名: 4th ADC Toxicity Summit
開催日: 2026年8月25日~27日
開催地: Revere Hotel Boston Common(米国マサチューセッツ州ボストン)